既存データベースのRDF化を加速させるD2RQ Mapperの提供開始

DBCLSではNBDCにおいて進められている統合化推進プログラムに参加している機関とともに生命科学分野のデータベースのRDF化を進めています。
RDF化することで、当該データベースの再利用性が高まるとともに、格納されているデータ及びデータ間の関係をより明確にできる利点があります。
その一方で、関係データベース(RDB)など、RDFではないデータ表現モデルを採用したデータベースを既に運用している機関において、改めてそのRDF化を進めることは、開発や運用に必要な資源の確保などを踏まえると必ずしも容易ではないと考えられます。
このため、RDBを運用する機関向けに、少しでもRDF化に伴う作業量を減らし、かつ、既存のRDBを活用できる手段を提供することが、有用なRDFデータベースを増やすために必要であるとの認識に至りました。
この目的を実現するのに適しているD2RQと呼ばれるツールは、RDBをRDFデータベースとしてアクセスすることを可能にしますが、そのために必要な設定ファイルの記述が困難であるという問題点があります。
 
そこで、単純な誤りを最小限に抑えて効率的にD2RQ向けの設定ファイルを生成できるウェブアプリケーションD2RQ Mapperを開発し、http://d2rq.dbcls.jp/ より公開しました。
オンプレミスでの利用を可能とするため、D2RQ MapperのDockerイメージも併せて提供しています。この場合、DockerターミナルにおいてD2RQ Mapperイメージの取得と、その実行という二つのコマンドを順に発行するだけでD2RQ Mapperを利用できます。
また、D2RQ MapperではW3C勧告であるR2RMLに準拠した設定ファイルも出力できます。
 

ぜひご活用ください。