既存データベースのRDF化を加速させる D2RQ Mapper が LODチャレンジ 2015 基盤技術部門で最優秀賞を獲得しました
2016. 02. 23 /
このたび、DBCLSが開発・運用している D2RQ Mapper がLOD (Linked Open Data)チャレンジ 2015の基盤技術部門において最優秀賞に選ばれました。
DBCLSではNBDCにおいて進められている統合化推進プログラムに参加している機関とともに生命科学分野のデータベースのRDF化を進めています。 RDF化することで、当該データベースに格納されているデータ及びデータ間の関係をより明確にでき、再利用性が高まります。 その一方で、新たにRDFデータベースを構築することは敷居が高いことから、すでにMySQLやPostgreSQLなどの関係データベースに納められているデータがあれば、それを効率良くRDFデータとしてもアクセス可能にできる環境を構築することがRDF化の促進につながると考えられます。 これを実現するためのツールにD2RQがありますが、D2RQの設定ファイルは独自の用語で記述する必要があり、その編集は容易ではありませんでした。 そこで、DBCLSでは、誤りを減らし、効率良く設定ファイルを作成できるD2RQ Mapperと呼ばれるウェブアプリケーションを開発し運用しています。 今後も、引き続き利用性の向上を目指して開発を継続してまいります。