プロテオーム統合データベース jPOST が開発されました。
2016. 05. 10 /
jPOST(Japan ProteOme STandard Repository/Database)プロジェクトは、科学技術振興機構(JST) ライフサイエンスデータベース統合推進事業の一環として、生命科学系のデータベース統合化を推進する上で今まで抜け落ちていたプロテオームデータベースを開発しようとするもので、2015年度より開始されました。多彩な生物種(ヒト、動物、植物、酵母、細菌など)、翻訳後修飾(リン酸化など)および絶対発現量情報を付加した、世界初の横断的プロテオーム統合データベースの構築を行っています。
このたび、jPOSTデータリポジトリシステム(jPOST Repository)を新たに開発し、全世界に向けて公開しました。本システムは、アジア・オセアニア地域における初めての国際標準プロテオームデータリポジトリであり、2016年度国際ヒトプロテオーム機構・プロテオミクス標準化構想会議(HUPO-PSI、2016年4月18-20日、ベルギー・ゲント市)において、国際標準のデータリポジトリシステムを提供するProteomeXchangeコンソーシアム(PXC)への加盟が宣言されました。今後、アジアを中心に世界中のプロテオームデータをjPOSTに収集することが可能となります。
本プロジェクトには、当センターの 河野 信、守屋 勇樹 が参加しています。
jPOST http://jpost.org/
日本語プレスリリース http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160502/index.html
ぜひご活用ください。