RDFデータベース提供者と利用者の間の情報共有を促進するサービスYummyDataに関する論文が出版されました
2018. 03. 14 /
当センターの山本泰智特任准教授と山口敦子准教授、そしてNovartis Institutes for Biomedical Researchに勤務するAndrea Splendiani氏による論文、「YummyData: providing high-quality open life science data」がDatabase誌に掲載されました。 論文はオープンアクセスで、下記URLからご覧いただけます。 https://doi.org/10.1093/database/bay022
現在、生命科学分野においても多くのRDFデータがSPARQLエンドポイントを経由してアクセスできるようになりつつありますが、どこに、どのようなデータが収められ、そしてどの程度安定して動作しているのか、などの情報が不足しています。また、データベース提供者においては自身のデータがより多く利用されるために必要なメタデータの構築や設置方法について必ずしも熟知しているとは限りません。そこで、データベース提供者と利用者の間の情報共有を促進して以上の問題を解決するきっかけになれるように、様々な評価軸で各エンドポイントを調査し、その結果を公表するサービスがYummyDataです。 この研究は、バイオハッカソンにおいて議論が始まり、国際的な共同作業を通じて行われています。今後とも生命科学分野におけるデータベースの利用環境をより良くできるようなサービスの開発を進めていきます。