転写因子HIF-1によるミトコンドリアの酸素代謝の抑制がプロポフォールによって引き起こされる細胞毒性を緩和することを示した論文が Scientific Reports 誌に掲載されました
2018. 06. 26 /
当センターの坊農 秀雅 特任准教授が参加する、関西医科大学 廣田 喜一 学長特命教授を中心とした研究グループによる論文 “Suppression of mitochondrial oxygen metabolism mediated by the transcription factor HIF-1 alleviates propofol-induced cell toxicity” が Scientific Reports誌に掲載されました。
論文はオープンアクセスで、下記URLからご覧いただけます。
https://doi.org/10.1038/s41598-018-27220-8
低酸素誘導性因子1(hypoxia-inducible factor 1)を遺伝子操作や薬剤投与により活性化させると、麻酔および集中治療領域で広く用いられている全身麻酔・鎮痛用剤プロポフォールによる細胞死を低減できることを発見した論文です。DBCLSは、網羅的な遺伝子発現データ解析とそれらの可視化といったドライ解析において貢献しています。詳細は関西医科大学のプレス発表をご覧ください。