--- --- 麻酔薬(イソフルラン)のがん細胞への影響を否定した論文が PLOS ONE 誌に掲載されました | DBCLS

麻酔薬(イソフルラン)のがん細胞への影響を否定した論文が PLOS ONE 誌に掲載されました

当センターの坊農 秀雅 特任准教授が参加する、学校法人関西医科大学 附属生命医学研究所 侵襲反応制御部門の 廣田 喜一 学長特命教授を中心とした研究グループによる論文 “Cancerous phenotypes associated with hypoxia-inducible factors are not influenced by the volatile anesthetic isoflurane in renal cell carcinoma” が PLOS ONE 誌に掲載されました。
論文はオープンアクセスで、下記URLからご覧いただけます。
https://doi.org/10.1371/journal.pone.0215072

全身麻酔で一般的に広く用いられている揮発性吸入麻酔薬「イソフルラン」が、通常の手術で使われる濃度と使用時間ではヒト腎臓がん由来の細胞株の、包括的ながん細胞としての性質には統計学的に有意な影響を与えないことを示しました。この研究成果は、手術麻酔に用いられる吸入麻酔ががん細胞の性質に、直接的には影響を与えないことを、強く示唆しています。 DBCLSは、RNA-Seq解析において得られたデータの解析とその生物学的な解釈といったドライ解析において貢献しています。 詳細は関西医科大学のプレス発表をご覧ください。