エピゲノム統合データベース ChIP-Atlas3.0が公開されました
2024. 05. 16 /
ChIP-Atlasは、エピゲノム(遺伝子の活性化や抑制などを調節する分子レベルの情報)を解析するためのデータベースです。
様々な実験から得られたデータを集約しており、細胞内で起こる遺伝子の転写やその特性の多様性を調べることができます。
DBCLS客員准教授の大田達郎千葉大准教授と熊本大学が共同で開発しています。このたび大幅にアップデートされ、
ChIP-Atlas3.0としてNucleic Acids Research誌に掲載されました。
主な変更点
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新たに”annotation track”セクションを追加
ゲノムやエピゲノムの特徴を示す情報から遺伝子の多様性に影響を与えるクロマチンの構造を理解するのに役立ちます。 -
オンラインツール”Diff Analysis”を導入
エピゲノムデータの比較により、異なる結合領域やアクセス可能領域、メチル化領域などを同定するのに役立ちます。
詳細はNARの論文ならびに千葉大学のプレスリリースをご参照ください。