[プレスリリース]腸内細菌の代謝経路データベース「Enteropathway」を公開 -疾患や健康状態と関連する細菌代謝パターンの解明に期待-
2024. 11. 29 /
当センターの五斗進教授、守屋勇樹特任准教授が参加する研究グループは、腸内細菌の代謝経路に特化したデータベース「Enteropathway」を公開しました。
腸内細菌の研究は近年急速に進展していますが、その代謝経路に関する情報は限定的でした。そこで研究グループは今回、そうした腸内細菌の代謝経路のデータを網羅的に集めた革新的なデータベース「Enteropathway」を開発しました。このEnteropathway は、化合物、酵素反応、代謝経路のデータを統合した、ヒト腸内細菌叢の包括的な代謝データベースであり、研究者や医療従事者が腸内細菌の働きや、その複雑な代謝ネットワークをより深く理解するための貴重なリソースとなると期待されます。
Enteropathway
Webサイト: https://enteropathway.org
論文情報: Hirotsugu Shiroma, Youssef Darzi, Etsuko Terajima, Zenichi Nakagawa, Hirotaka Tsuchikura, Naoki Tsukuda, Yuki Moriya, Shujiro Okuda, Susumu Goto, Takuji Yamada, Enteropathway: the metabolic pathway database for the human gut microbiota, Briefings in Bioinformatics, Volume 25, Issue 5, September 2024, bbae419, DOI: 10.1093/bib/bbae419
詳細は東京科学大学による報道発表をご覧ください。