[プレスリリース]ヒト遺伝子の“型”を網羅 データベース「JoGo」一般公開 ～1.9万遺伝子に対する470万の配列型を収載、病気や遺伝解析を後押し～
2025. 12. 03 /
当センターの片山俊明特任教授、守屋勇樹特任准教授、川島秀一特任准教授、三橋信孝特任研究員が参加する研究グループは、汎用的な新規遺伝子型表記法（ACTG階層命名法）を確立し、ヒトの19,194遺伝子について、4,656,478個の遺伝子型を整理したデータベース、JoGo（Joint Open Genome and Omics:ジョーゴ; https://jogo.csml.org) を公開しました。ゲノム・メディカルサイエンスの遺伝子を表現するための辞書に、いままで遺伝子解析は、個々の変異という「点」の情報が中心でしたが、このACTG階層命名法により、遺伝子全体の配列型という「線」の情報を扱えるようになります。この辞書を整備することで、病気との関連や薬の反応をより高い解像度で把握できるようになります。
本研究成果は、2025年11月29日刊行のNucleic Acids Research 誌に Breakthrough Articleとして掲載（発表）されました。
論文は下記URLからご覧いただけます。
https://doi.org/10.1093/nar/gkaf1232
詳細は九州大学HPに掲載されたリリース文書をご覧ください。